大分・別府地域の地上デジタル放送について

大分(大分市・別府市周辺)では06年12月より地上デジタル放送が開始されます。
リモコン番号・放送局名・物理チャンネルは次の通りです。
(1) NHK-G(総合) 15ch
(2) NHK-E(教育) 14ch
(3) OBS 22ch
(4) TOS 34ch
(5) OAB 32ch
(以上は十文字原送信所・各局出力1kw)

当方では上記チャンネルの一部で10以下のレベルを確認しております。
各局の詳細(試験電波の発射状況等)が分かり次第、お知らせいたします。

福岡地デジの放送開始時期と受信環境について

今回は大分県北地域、主に中津・宇佐地域で福岡地デジを受信する際の放送開始時期と受信環境について考えてみようと思います。
まずは地図をご覧下さい。
map2

近隣エリアの送信所と開始時期を示しています。
大分県北地域で福岡・大分の放送を受信する際に設置するアンテナの状況は次の通りになります。

●ケース1(中津・行橋局受信)
UHF中津/UHF行橋を混合
●ケース2(中津・北九州局受信)
UHF中津/UHF北九州/VHF北九州を混合
●ケース3(行橋局のみ受信)
UHF1本のみ
※行橋局はUHF垂直、北九州局はUHF水平

中津・宇佐地域で良く見られるのがケース1・3になります。
一方、中津・宇佐の海岸沿いではケース2が見かけられます。これは海岸沿いのため北九州局の電波が良好に受信できるためです。ただしVHFアンテナが必要になるため設置している例はあまり多くありません。

余談ですが、中津局のほぼ反対側が山口の防府局になります。このため中津向きのアンテナの裏側より山口の電波を拾い、山口地デジを受信できる場合があります。
当方では実験用に山口向けにアンテナを単独で設置し受信していますが、別室では中津向けアンテナの裏側より拾った電波で山口地デジを受信しています。
テレビによってはアナログ/デジタルのアンテナ端子が別になっていますので、デジタルの方へ繋いでみて受信出来るか試してみると良いでしょう。

福岡地域の地デジ開始時期は地図に示した通りですが、行橋局が07年9月の開始と想定すると北九州局に比べ1年の遅れがあります。
(追記:TVQサイトに07年9月開始との記載がありました。指摘頂いたTTTさんありがとうございます)
このため中津で行橋局を受信している環境より、宇佐で北九州局を受信している環境の方が早く地デジに移行できる可能性があります。

しかし心配な面もあります。北九州局より発射されるUHF(アナログ・デジタルとも)の電波は東向けに弱いという事ですので、現状アナログの受信状態が悪い場合はデジタルでNGになる可能性があります。加えて放送開始時は10W出力ですので相当に条件が良くないと受信は出来ないと思われます。
受信の目安はこちらのコメントにTTTさんが書いて下さってます。

一方、行橋局が良好に受信できる地域では行橋局より送信される地デジも問題なく受信できるかと思います。

北九州局(皿倉山)より試験電波が送出されるのは9月との事です。電波が送出され次第レポートの予定です。

yabの局ロゴが変更など

●yabの局ロゴが変更に
7月14日よりYABのロゴマークが変更になっています。
参照:yabのWebサイト
表記が小文字になり、ロゴ・Webサイト共にオレンジを基調とした物になっています。
これにより試験放送のテロップ・データ放送に変化がありました。
yab6

yab7

局ロゴが現在の物に変更されました。右上の試験放送テロップも若干内側に移動され、私のテレビでも文字が切れずに表示されるようになりました。
(東芝32DX100では切れないので、私のテレビがオーバースキャン気味だと思われますが・・・)
yab8

受信機のロゴ表示は従来のままですが、いずれ新しい物に入れ替わると思われます。

●7月15日午前8時現在の受信レベルについて
13ch(NHK-E山口):43
16ch(NHK-G山口):46
18ch(tys):31
20ch(KRY):37
26ch(yab):45
tysが復調可能レベルを下回りました。KRYもコンディションが悪い場合に35以下になる時間が短時間あるようです。
NHK山口とyabは同レベルで推移しています。

NHK(1kwフルパワー状態)とyabが同じレベルなので民放各局もフルパワーに移行した可能性もありますが、tys・KRYのレベルの低さが気になります。
変化があり次第、レポートしたいと思います。