難視聴地域での北九州局受信

旧宇佐市内でも多くの難視聴地域があり、今回の地域も中津局以外は満足に受信できない地域になります。
場所は下記の地図をご覧下さい。
http://maps.google.co.jp/maps?f=q&hl=ja&ie=UTF8&z=17&ll=33.525959,131.370027&spn=0.006458,0.013497&om=1

地図中央の交差点付近にて受信を試みました。戸建ての平屋です。屋根上の地上高は6m程度でしょうか?
受信機器はUBL-62DA→UB33AG(ブースタ)→3C同軸ケーブル10m程→AQUOS LC-20EX1にて確認しました。受信日時は2月4日、午後4時頃です。
受信結果は次の通り
27ch(TVQ)・・・13
29ch(TNC)・・・18
30ch(RKB)・・・13
31ch(KBC)・・・13
32ch(FBS)・・・12

受信レベルが低く受像には至りませんでした。この状態でアナログ放送の23ch(TVQ)や35ch(FBS)を視聴しましたが、5段階評価の3程度で十分視聴できるレベルでした。
アンテナを垂直にし、行橋局のアナログ放送も見てみましたが同様の映りでした。

続いてアンテナを山口親局(大平山)へ向けて受信を試みました。
13ch(NHK-E)・・・53
16ch(NHK-G)・・・75
18ch(tys)・・・48
20ch(KRY)・・・38
26ch(yab)・・・54

KRYのみブロックノイズが出ましたが、他は受信可能でした。

この周辺ではVHFのアンテナが多く設置されており、北九州V局を受信しているようですがデジタルでは無理そうです。アナログ停波に向けて多くの苦情が出るのではないでしょうか?

LSL30を設置しました

当方環境では受信アンテナにDXアンテナのUBL-62DAを使用していましたが、北九州局27ch(TVQ)のみ受信レベルが低く、時折ブロックノイズが出ていました。
そこで家庭用で最高レベルを誇るマスプロアンテナのLSL30を導入してみました。

lsl30

上のアンテナが北九州局用のLSL30。下は山口親局(大平山)用のUBL-62DA。

通常良く利用される20素子のアンテナ(日本アンテナAU-20)のデータも取りました。
各アンテナ別の受信レベルは下記の表をご覧下さい。

AU-20UBL-62DALSL30
27ch(TVQ)283642
29ch(TNC)294244
30ch(RKB)384651
31ch(KBC)364450
32ch(FBS)354248

受信日時:2007年2月4日、午後1時頃
アンテナ→N-35U(ブースタ)→ブースタ電源部→2分配器→TH-32D60(テレビ)と接続しています。

AU-20からUBL-62DAの変更ではレベルが8程度上昇します。UBL-62DAからLSL30への変更はレベルが6程度上昇しました。

UBL-62DAを使用してブロックノイズが出る状態ではLSL30へ変更する事により受信状況の改善が可能と思われます。

地上デジタル放送の北九州局・行橋局や中津局を受信する際にベストなアンテナはUBL-62DAやLS14TMHだと思います。利得・大きさともにバランスが取れている良いアンテナです。
価格も安く通販では5000円程度で購入可能です。店頭で見かける事は無く、取り寄せになりますので通販での購入がお勧めです。

受信状況の悪い地域ではLSL30を使用する必要がありそうです。大きく重いアンテナで設置には苦労しますが、受信感度は非常に良いです。通販では1万円以下で購入できますので、
ご自分で交換される方や、設置のみ業者の方に依頼すれば良いかと思います。

ただしこれらのアンテナはローチャンネル(13ch~40ch程度)対応ですので、アナログ放送の一部チャンネルは映りが悪くなります。家庭内の受信機を全てデジタル対応にする事が前提となります。