宇佐市柳ヶ浦地区で北九州局受信

宇佐市柳ヶ浦地区に本店を構える(有)原花店様へDXアンテナ UBL-62DAを設置しましたので、その模様をレポート致します。
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(有)原花店本店

夏の高校野球シーズンを前にプラズマテレビを購入したが、時折ブロックノイズが入るとの事でした。
テレビはPanasonic VIERA TH-50PZ700SK
アンテナは店舗の屋上にあり、VHF8素子北九州向き、UHF20素子(普及型)八面山向き、ブースターで増幅後2分配機を経て室内へ。室内でも数分配されている模様でした。

受信レベルを確認すると福岡民放5局が受信できるものの、TVQが受信レベルギリギリの35程度でした。
そこでUHFアンテナの向きを調整しようとしたのですが、金具がさび付いており調整できず。アンテナは設置後15年経過しているという事で、今回は新しいアンテナに交換する事にしました。
交換前に古いアンテナの取付金具を破壊し手持ちで方向を合わせたところ、TVQの受信レベルが48程度まで上昇しました。

新しいアンテナは当サイトでもお勧めのDXアンテナ UBL-62DA。私のストックから提供しましたのですぐに用意出来ました。
UBL-62DA
写真を見て頂くと解るのですが、マストの直径が太く(50mm)アンテナを取りつけられません。サポートへ電話したところ、仰角金具GCK-56を利用すると設置できる可能性があるとの事で、この金具を用意しました。
ところが、この金具を用いると偏波面が45度傾いた状態になります。これは元々付いていたマスト金具を回転させる事で水平・垂直偏波に対応させる設計になっているためです。
このままでは利用できないのでブームにドリルで穴開け加工し設置しました(支持ブームが45度傾いた状態で水平になる位置に穴開け)。

北九州方面へ向けたところ、民放各局の受信レベルが60前後まで上昇しました。前のアンテナより15程度受信レベルが改善した事になります。
しかしこの状態ではNHKが見られないため、若干北向きへ調整し、山口親局が受信できるようにしました。
最終的な受信レベルは下記のとおり
受信レベル

NHK-G山口のみ受信出来れば良いとの事なので、13,18,20,26chのレベルが低いが問題なし。

行橋局の地デジ送信が始まったらそちらを受信するとNHKも受信出来るのでしょうが、垂直偏波になり中津局のアナログ放送が見づらくなってしまうので、今回は北九州局受信にしました。
中津局の地デジ送信が始まった際には、北九州局の受信レベルが最大になるように再調整を行う予定です。

まとめ:
今回は立地も良く普及型20素子でも北九州局の受信は可能でしたが、既設のアンテナが古いため地デジ対応の最新アンテナへ交換しました。
マストが太く取付の際にトラブルもありましたが、穴開け加工のみで無事に取りつける事ができました。
受信レベルも十分確保出来ており、山口親局を受信するため少々北寄りに振っても北九州局の受信に支障ないレベルが確保できました。